変質者

この話は心霊系ではありません。

リアルにあったお話です。

世の女子には気を付けてほしいと思い、書きますので怖さは期待しないください。

ただ、やっぱり生きてる人間が一番怖いなって思います。

 

私はよく、小さいころから頻繁に変質者に出くわしてました。。

ある意味そうゆうのを引き寄せるんですかね笑

なので、中学生の頃にはすでに下半身出してるくらいだと「あーまたかー」くらいにしか

感じていませんでした。

ただ、何度かあと一歩判断を間違えていたら・・・という危険な体験がいくつかありまして。

 

それは中学3年の時、塾の帰りで夜9時半くらいだったんですけど、いつも母親には危ないから明るいところを通っておいでよ!!と言われていましたが、その日はどうしても見たいドラマがあって早く帰りたかったので、少しくらいと思いショートカットできる街灯の少ない通りで帰る事にしたんです。

 

ちょうど自分が通っていた小学校の裏を通っている時でした。

 

目の前の歩道に私を遮るように車が突然止まりました。

私は車でとうせんぼされた状態なので立ち止まるしかありません。

驚いて突っ立っていると、運転席から眼鏡をかけたとっても人の良さそうなおじさんが出てきました。

(中学生でおじさんなので、おそらく30代半ばくらいだと思います)

 

おじさん「あのすみません!ここの近くに〇〇病院ってありませんか?僕、今すぐその病院に行かなきゃいけなくて!」

 

私「あー、確かそこの大きい道路をまっすぐ行ったら回転すし屋が左にあるのでそこ左折してまっすぐ行くとあったと思いますよ。」

 

おじさん「ありがとうございます!いや、実は僕医者で今さっき札幌から着いたんですけど、これから緊急手術しなくちゃいけなくて急いでるんですよっ!なのに道がわからなくなってしまって。で、ここをまっすぐ行って、あれどこを曲がるんでしたっけ?」

 

私「や、私も正確に覚えてるわけじゃないのでそこのコンビニで聞いてください」

 

(緊急手術ってめっちゃやばいじゃん。超急いでるじゃん。余計迷わしたら大変だ)

 

そう思って私はその場から去ろうとしましたが、おじさんに行く手を阻まれそのまま

 

おじさん「いや、本当に急いでて!すぐに行かなきゃいけないからこのまま道案内してほしいんだ!」

 

と捲し立てるように言いながら、私の腰に軽く手を添えて助手席まで誘導されそのまま助手席に座らされました。

 

 

ドアをバンッと閉められて、その瞬間

 

(え、これ誘拐じゃん。このまま連れてかれたら明日の新聞に私載っちゃうやつ)

 

ここからは自分の思考も情景もスローモーションに感じました。

 

おじさんが助手席側からボンネットをぐるっと回っている間に、

 

(どうしよ、どうしよ、今出ても捕まえられるから・・おじさんが運転席に片足入れて乗り込む瞬間にダッシュで逃げよう!!!)

 

ガチャッ

 

おじさん「いやいや、急にごめ・・・」

 

私「やっぱりすいません!!!!!」

 

ガチャ、バンッ

 

思いっきり助手席のドアを閉めて猛ダッシュ!!!!!!!!!!!

 

田舎だったのですぐ近くの車が通れない草むらを横切りなるべくクネクネ狭い道をひたすら走りました。

後ろを振り返る余裕もなく、気が付けば自分の家に到着。

 

安堵感と変態を振り切った達成感と勝利したという感覚で恐怖心よりもうれしい気持ちになった私は、

リビングに入るなりテンション高く母親に報告した結果、こっぴどく怒られたのは言うまでもありません。笑

 

母親も、もしそのまま乗っていたら殺されて明日の朝刊に載ってたかもしれないじゃない!!と激怒してました。

 

 

これが私の初めて間一髪で変質者から逃れられた出来事です。

 

 

 

 

 

 

それから私の最大の間一髪事件は数年後19歳になったころの話です。

 

 

私は高校を卒業し地方から札幌に出てきてひとり暮らしを始めました。

 

それまでも底辺レベルの変質者はしょっちゅう遭遇してましたが、歩いているとチャリに乗ったまま後ろから胸を触られるなどまぁ私にとってはかわいいレベルでした笑

もちろんそいつのことは思いっきりチャリを蹴飛ばしてやりましたけど。

一度、知らない男に家までつけられてトイレを貸してほしいと言われたこともありましたが、近くのコンビニに連れていきそのままタクシーを止めて中に押し込んでやったこともありましたね。笑

 

でもそれはまだ、その時の私にとっては友達に話せる面白いネタの一つくらいの感覚でした。

 

 

そんなこんなで、学生だった私は仕送りもないためバイトでどうにか生計を立てていました。

その時、働いていたバイト先は居酒屋で深夜までバイトしていることも多々ありました。

もちろん終電もない、タクシーに使えるお金もない為40分くらいかけて歩いて帰っていたんですが、あの日ばかりはお金がないからと歩いた自分を悔やみまくりました。

 

それは、正月明け1月2日の出来事です。

 

 

その日はお金もない為実家へ帰省していなかった私は居酒屋のバイトに出勤していました。

バイトが終わったのは深夜1時前。

当然タクシーで帰るお金もない私は歩いて帰っていました。

 

雪は降っていませんでしたが冬道ですでに雪もしっかり積もっているそんな正月でした。

 

しばらく歩いてあと少しで自分の家に着く頃、

 

ほとんど人も歩いていない時間ですが、横断歩道の向こう側から歩いてくる男の人がいました。

 

私の家に帰るにはその信号を渡って左に曲がりまっすぐ歩いていくと小道に入った所にマンションがあります。

 

(げぇ。こんな夜中に人に会うのやだなぁ。しかも男だし。。ちょっと距離あけよう)

 

と思いながら本当は信号を渡りたかったのですが、その男に近づくにつれて顔などはっきり見えないのに、とてつもなく恐怖心が湧いてきました。胸騒ぎってこんな感じかと思っていたのを覚えています。

 

なので、信号は渡らずに左に曲がって歩きました。

きっと向こうは信号わたってこっちにはこないだろうなんて思っていたのですが、私が左に曲がると道路を挟んで向こう側の歩道を男も私と同じ方向に歩き始めました。

 

(えーーー、同じ方向なのかよーーー。でも結局向こう(男が歩く歩道)に渡らないと自分の家に帰れないし)

 

と考えながら、車が来ていないのを確認して男のいる歩道にいくと、私としたことが痛恨のミス。

男の前にきてしまったんです。

 

(げーーーー!後ろつかれる感じになっちゃったじゃーん。私のばかー)

 

と自分を責めました笑

 

とりあえず少し距離をとって自分のマンションのある小道に入ると、男も小道を曲がりついてきます。

 

(さすがに、ここまで同じ方向はありえないだろう。絶対怪しい。)

 

そう思った私は、マンションの向かえにあるゴミ捨て場に立ち止まり明日のごみを確認するフリをして、後ろを男が通り過ぎるのを見届けました。

 

(ふぅー。あっちまで行ったからもう大丈夫だろう)

 

男の後ろ姿を見送り私はマンションに入ります。

でも、まだ胸騒ぎは収まらなかったので念のためマンションの入り口のドアは敢えて開けたまま中に入り3階の自分の部屋まで階段を上り始めたとき、

 

バタンッ!!!!!!!

 

大きな音でそのドアが閉まりました。

 

(え、、や、風で勝手に閉まったんだ)

 

なるべく足音を立てずに誰か入ってきたか耳を澄ませて自分の玄関までいきました。

音もしないしやっぱ風でしまったのかと思った私は、玄関で自分の部屋を背にし玄関のドアが勝手に閉まるのを待ちながら下を向いてロングブーツを脱いでいると、

 

キーィ

 

顔を上げると閉まりかけた玄関のドアに手をかけ先ほどの男が目の前に立っています。

 

片足を玄関に入れてきたところで、男が私に向かって

 

「シー」

 

と口の前に人差し指を立てて言ってきました。

 

その瞬間、また思考と情景がスローモーション。

 

(シーってやってきたってことはこの時点で凶器は持っていない。でも家の中に入られれば包丁がある。刺されて殺される。

とりあえず家の中に入られるのだけはだめだ!!)

 

と同時に、

 

私「シーじゃねーし!!!!!」

 

ドン!

 

男を両手で突き飛ばし、私も一緒に踊り場に出て玄関のドアをあわてて閉めました。

 

男は後ろの壁にぶつかりよろけています。

 

でも、また襲いかかるように私に向かってきたので、もう一度両手で突き飛ばします。

 

(とりあえず声を出そう。マンションの住人が気づくはず!)

 

私「うぉおおおおおーーーーーーーーぎやあああああぁーーーーぉおおおおーー」

 

正直人間の声とは思えないような声でした。笑

 

思いっきり大きな声を出そうとしてるけど喉が開かない感じで、声が声にならないような本当に聞いたことのない自分の声でしたが、必死に叫び続けました。

 

その間にも男は向かってきます。

 

持っていたハンドバックで男を殴ると取っ手を掴まれました。

 

(やばい!!バック取られたら中に入ってるお年玉も取られる!!)

 

一瞬でお年玉をとられたくないという感情が湧きあがり、必死に取っ手の引っ張り合いです。

 

叫び続けながら引っ張りあっていると、男があと一歩下がれば階段から落ちるところまで追いやってました。

 

すると、男は観念しそのままバックから手を放すとマンションから走って出て行ったので私もすぐさま自分の部屋に入り、玄関で腰を抜かしました。

 

とりあえず泣きながら母親に電話すると、「実家じゃなくて警察に電話しなさい!!」と怒られすぐに警察へ通報。

 

ほどなくして警察の人が家にやってきて事情を聞かれ、指紋やら雪道の足跡やらを取っていきそのまま交番で朝まで話をする羽目になりました。

 

その時警察から言われたのは、

 

私が通報する10分くらい前に1ブロック先のところでおばさんが黒ずくめの男にひったくりされたと通報があったそうです。でも、その男はひったくりに失敗して歩いていると目の前に私が現れた為衝動的に何かしてやろうと思い襲ったんだと思うとのことでした。

 

 

あの時感じた胸騒ぎは、ひったくりに失敗した直後の男だったからなのかと思いましたが、落ち着いてからふと思い出すと最初に玄関でシーとやられたときに気づいたんです。

 

 

男は黒のパーカーのフードをかぶり眼鏡をかけて黒のマフラーをしていたんですが、

 

そのマフラーからは顎が出ていたんです。

 

顔を隠すために。

 

あぁ、それが感じてた違和感だったんだなと。

 

 

みなさんも少しでも直感的に怪しいと思う人には近づかないことが一番です。

 

いざというとき、自分を守れるのは自分だけですから。

 

 

 

まぁ、変質者を引き寄せる私にも原因があるのかもしれませんが。

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