あるホテルの出来事

このお話は、お父さんが20年前にあった、本当のお話です。

車で北海道へ行く機会があり、俺は函館↓洞爺湖↓札幌と回っていた。最後の宿泊となった札幌でら少々奇異な体験をしたので触れてみようと思う。現地まで行って宿泊予約のホテルに連絡したところ、なんと予約の1日ズレている事が発覚。慌てて懇意にしている旅行代理店に電話し、何とか一件のホテルを用意してもらった。そこは近くに大きな川が流れており、目の前にはD音泉方面へ続く国道が通っている。車を駐車スペースに置き、荷物を持ってチェックインする。ところが1歩、建物に足を踏み入れたとたん俺は何ともいい知れぬ不安感に襲われた。

周辺にもホテルの中にも、何も緊張する要素が見当たらないのにじょしょに心臓が早く鐘のように激しく鼓動を打ち始める。子どもの頃から、何らかの霊的作用がある場所へ行くと起こるあの種の警告のようなものだ。俺は、社会人の和田とふたりで行動のしていたため、チェックイン後それぞれ自分の部屋へと向かう。

俺にあてがわれた部屋はら中層階にあるシングル。カードキーを差しこみ、ドアを開けたとたん一瞬ではあるが中へ吸い込まれるような感覚に見まわれた。荷物を置いて、タバコを一本吸おうと愛用のライターを取り出す。ところがいったん火がつくのだが、何度やってもすぐにふっと消えてしまう。俺が使っているライターは、少々の風でも、安定した着火能力があると言うのが売りなのだ。今度は、耳鳴りが俺を襲った。そして例の警告の鼓動………。

(考えすぎ、考えすぎ!きっと長旅で疲れてるだけだ)そんな事はら無いのは、自分が1番承知しているのだが俺は、無理やりそう言い聞かせ、部屋を後にした。

それから和田と食事をとろうと、薄の方面へと出向いた。帰りに居酒屋で1杯やり、店を出て、客待ちをするタクシーを拾う。「あのホテル、新しくて気持ちがいいね」

車内で俺はさりげなく和田に部屋の事を聞いてみることにした。「うーん確かに建物も大きくて新しいし見てくれはいいですけどね……」「何か問題ある?」「いやいや、問題ってほど事は無いんですがね。疲れてるのかなぁ……部屋に入ったとたん、強烈な寒気がして、それが止まらないんですよね。」それで俺はさっき自分が感じた感覚をそっくり和田に伝える事にした。

「ちょっといいですかね」我々の話に割り込んできたのはタクシーの運転手だった。「お客さんがら今向かうホテルね実に先日、おかしな事件があったばかりなんですよ」「事件?」和田と俺は同時に尋ねた。「ええ。ご存知なかったですか?新聞やテレビ何かでも、ずいぶんやってましたけどね」
「いや、何にも知りません。東京から来たもんてますから…………」俺は、答えた。
「もしかしてお客さん達らあのホテルに予約なしで泊まれなかったかい?」
「ええ確かにその通りですが、それが何か?」「今はこっちもいい季節なんですよ。それを予約なしで泊まれるって変だと思わなかったですか?」
驚いて俺は和田と顔を見合わせた。
そこから運転手が語ってくれた内容は、おおよそこんな事だった。つい先日ら地方から修学旅行に来た中学生の一行が、あのホテルに泊まった。その夜少女グループが一室に集まり、こっくりさんを始めた。そのうちに、ひとりの少女が精神に異常をきたした。身の危険を感じたグループのメンバーは、そのうちにらひとりの少女をひもで縛り、動けないようにしていた。ところが、その直後、少女達のいたフロアで火があがり、縛られた少女は逃げ遅れて焼死したと言うのだ。「……そ、その階数って分かりますか?」「ああ、もちろん知ってますよ。〇階の〇〇〇号室ですね」
自分の耳を疑った。俺が泊まっている部屋がズバリだった訳ではないが、部屋番号からすると、おそらく俺の部屋の真上と思われた。別のホテルに変えようと和田に相談するが、根っこからの無神論者である彼には、笑い話でしかないようだった。俺は、仕方なく部屋に戻るも、天井が気になって仕方ない。気をまぎらわそうと風呂に入り、冷蔵庫にあるビールを開ける。
(何かつまみないかな?)
そう思って、ソファーから立ち上がった時だった。ぶええええぇぇぇぇぇぇええ!!うぇぇえええ………
上の階からはっきり聞こえた。そして部屋
中に充満しだす、焦げた匂い。俺はたまらず部屋を飛び出すとらなんと隣の部屋から、田和も飛び出してきていた。
すぐに部屋を変えてもらったのは、言う間でもない。
終わりです!
怖い50来たら書きます!

 

 

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