中2の修学旅行で沖縄に行ったときの話です。今でも思い出すともやもやして気持ち悪くなってしまうのでここで吐き出させてください。
修学旅行で沖縄に行ったら平和学習、ということでガマに行くじゃないですか。当然、私の学校もガマに行きました。アブチラガマ?という名前だったと思います。
正直私は少し霊感というものがある方だと思います。
ガマに行くと聞いたときはあまり何も感じなかったのですが、ガマの手前(ガマは下に階段が続いていて、下っていく感じでした)で、失礼ではありますがすごく嫌な感じ?というのでしょうか、悪寒がしました。
けれど、みんな平気そうに入っていたので私1人だけ入らないというのも変な感じがして、ガマに入りました。
少し進むと大きな広場のようなところがあり、そこで戦時中のガマの体験、という名目で1分間ガイドさんとみんなが持っていた懐中電灯の光を消すことになったんです。
正直、もうそのときに吐きそうなくらい気持ち悪くて、怖すぎて光を消したくありませんでした。
けど、やっぱり私は気が弱くて、ガイドさんにも先生にも何も言い出せずに光を消しました。
広場の奥には井戸?(といっても水深30㎝ほどですが)があり、そこに兵隊さんと小さい女の子が光を消す前からずっと立っていたんですが、気づかないふりをしました。
すごく怖がって泣いてしまっている女の子もいたので、ここで騒いでしまうと余計に不安にさせてしまうと思ったので。
光を消した後、15秒くらいたってから足首をつかまれた感触がありました。
でも、そのときは後ろの女の子がずっと私のシャツをつかんでいたので、怖がって足首も掴んだのかな、と気にしないようにしていました。
けど、あきらかにどんどん引きずられているような気がしました。
もう怖くて痛くて「ガイドさん!先生!」と叫んだような気がします。
ガイドさんが光をつけてくれると、みんながいる場所から井戸の方へ大分引っ張られていました。
みんながいる場所から井戸の間には軽い20㎝ほどのかるい柵があり、誰かが移動した気配もしなかったし、そもそも暗闇の中移動しようとすれば間違いなくこけたりしてしまうようなぬかるんだ場所だったので、ガイドさんがやばい、と思ったのかは知りませんが、急いで私をみんなの方へ引っ張ってくれて、私を優先的にだしてくれました。
みんなも先生の指示ですぐにガマからでてきました。
女子はほとんど、男子は半数ほどが泣いていたと思います。私も怖くて何がおこったのか分からなくてとにかく泣きました。
足首には大きい手の跡がついていました。
ガイドさんが、水のようなものをかけてくれたのを覚えてます。
そして、エメラルド?みたいな綺麗な石をずっと持っているように、とくれました。
そこからは記憶があいまいです。
ホテルでずっ先生が付き添って大丈夫よ、と背中をさすってくれたのは覚えてます。(ちなみにですがその先生も霊感があります)
そこから朝になると私は1人だけ先に沖縄から帰りました。
それからはなんともないです。
今でも元気です。
これは後日談?になるのですが、先日色々あり、久しぶりに先生にお会いしました。
なぜか沖縄のことを思い出し、修学旅行のことを話すと、
神妙な顔持ちで
「これは言っていいものなのか分からないけれど…あの時ね、井戸のところで兵隊さんがずっとこっちを睨んでいたんよ。これは危ないやつかもしれない、と思って気づいてないふりをした。ホテルでは廊下の先に女の子が立ってずっとこっちの部屋の方向をみてるようだった(外側から先生が鍵をしめるような感じだったので、基本どこの部屋もドアは開けっぱなしです。)」
って言ってて、あのとき叫んでなかったら今頃の井戸の底の異世界にでもいたのかもしれない、と少しゾッとします。
思い出したものを書き出していくかたちで書いて言ったのでまとまっていないところがあるかもしれません。
また、この話をどう受け取っていただいてもかまいません。
信じる人は信じればいいし、信じない人は信じなくても結構です。